
「WR40 PRO」は、40インチのウルトラワイドで作業領域を大きく広げられる大型モニターです。
更に144HzやUSB-C給電にも対応しており、仕事から遊びまで幅広くなっています。
そしてUSB-Cも備えているのでノートPCを使う方とも相性が良いです。
今回は「WR40 PRO」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 40インチ(21:9) |
| 形状 | 平面 |
| パネル | ADS(IPS) |
| 解像度&Hz | UWQHD/144Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| 色域 | DCI-P3 95% |
| 輝度 | 350cd/m² |
| コントラスト比 | 1200:1 |
| HDR | HDR600 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×2 DisplayPort 1.4×1 USB-C(映像入力+最大90W給電) Audio Out |
| スピーカー | 内蔵 |
| スタンド調整 | チルト:前5°±2 後15°±2 昇降:95±5mm スイベル:左右15°±2 |
| VRR | AMD FreeSync Premium |
良い点
40インチのウルトラワイドによる広い表示領域
40インチの21:9ウルトラワイドは表示領域がとにかく広いので、視界いっぱいに画面が広がる感覚になります。
これによってウルトラワイドに対応しているゲームタイトルや映画では、高い没入感で楽しむことが出来ます。
またPC作業においてもウィンドウを横に並べても窮屈になりにくいので、マルチウィンドウでの作業がしやすくなり、動画編集などのタイムラインも一度に多く表示が可能です。
その為、仕事から遊びまで快適に使いやすいモニターとなっています。
UWQHDで144Hzに対応
UWQHDと高めな解像度に加えて、リフレッシュレートも144Hzと高くなっています。
これによって144fps出せるPCを使っているのであれば、滑らかな映像でゲームプレイが出来ます。
この滑らかさは特にFPS系のゲームでメリットを体感しやすく、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 速く動く物の残像感が減って視認性が良くなる
- 遅延が少なくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
またUWQHDはWQHD以上4K未満と言った解像度なので、フレームレートが出しやすいのも良い点です。
USB-C 1本で映像入力+最大90W給電に対応
USB-Cに対応しているのでDP ALTに対応しているノートPCであればケーブル一本の接続で、映像と給電が行えます。
なのでノートPCを自宅で使う方と相性が良いです。
HDR600対応でHDR効果が実感しやすい
HDRの効果はHDR600以上で体感しやすいと言われることが多く、「WR40 PRO」はそのHDR600に対応しています。
その為、明暗の差による立体感ある映像を映してくれるのでHDRコンテンツを楽しみたいと言う方にも向いています。
チルト、高さ調整、スイベル対応のスタンド
ウルトラワイドなのでピボットはありませんが、チルト、高さ調整、スイベルに対応しているので思い通りの位置に調整しやすいです。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
スピーカー内蔵
本体にスピーカーを内蔵しているので、別でスピーカーやヘッドホンを用意しなくても音を出せます。
なので動画視聴やちょっとしたゲームなど、とりあえず鳴ればOKな場面には十分です。
ただしモニター内蔵のスピーカーは単体の物と比べて音質に劣るので、拘りたい方は別で外部スピーカーやヘッドホンを用意するのがおすすめです。
人によっては気になる点
40インチ/UWQHDなので画素密度はそこまで高くない
解像度はUWQHDと高めですが、サイズが40インチと大きめなので画素密度は93ppiとそこまで高くはありません。
ちなみにこの画素密度はフルHD/24インチ(92ppi)、WQHD/32インチ(92ppi)と同じくらいなので、
- 4K/32インチ
- WQHD/27インチ
などを見慣れている方からすると解像感が甘く、特に文章を読む際は見にくく感じるかもしれません。
対戦系FPSをガチでやり込みたい場合は不向き(フルスクリーンでプレイする場合)
「WR40 PRO」は144Hzに対応しているので、数値だけ見ればFPS向きなスペックです。
ただしウルトラワイドでフルスクリーンにする場合、競技的なFPSとの相性が悪いです。
理由は、FPSでは画面の端にある
- キルログ
- ミニマップ
- 体力
- スキルの状況
などを頻繁に確認するため視線移動が多く、大きい画面だと情報の見落としや疲労しやすさに繋がりやすいです。
ただし、FPSをプレイする時だけウィンドウモードに切り替えて表示サイズを小さくすれば、この問題は解決出来ます。
またウィンドウモードにする事で解像度も低く出来るのでUWQHDよりも更にフレームレートを安定させやすいです。
その為FPSをやり込みたいなら、
- PC作業時やFPS以外のゲームではフルスクリーン
- 競技性の高いFPSではウィンドウモード
と言う様に使い分けるのがおすすめです。
ゲーム機は21:9に非対応なので横に引き延ばしか両端が黒帯になる
ゲーム機のアスペクト比は16:9なので、21:9のモニターで表示する場合は、
- 横への引き延ばしでフルスクリーン表示
- 左右に黒帯で16:9で表示
と言う事になります。
なのでPCよりもゲーム機メインでの使用を考えている人はウルトラワイドモニターはあまりお勧めできません。
こんな人におすすめ!
- 40インチウルトラワイドによる没入感、作業のしやすさが欲しい方
- 144Hzの高リフレッシュレートが欲しい方
- UBS-Cによるケーブル一本運用がしたい方
この様に「WR40 PRO」は、40インチのウルトラワイドによる圧倒的な表示領域で、作業効率と没入感の両方を狙えるモニターです。
144Hzにも対応しているのでFPS系のゲームとも相性が良く、FPSをやるには画面が大きすぎる点もウィンドウモードにするなど工夫する事でカバーできます。
またUSB-C対応、可動スタンド、スピーカー内蔵など、便利さが揃っているのも魅力と言えます。
一方で40インチ/UWQHDである事による画素密度が高くないと言う点があるので、高解像度に慣れている方は気を付けて下さい。
40インチウルトラワイドの大画面、144Hzの滑らかさ、USB-Cが欲しいと言う方に特におすすめです。









