この記事は旧型モデルのレビュー記事です。

新型モデル「A40 TR + MixAmp Pro TR(2019年新型)」のレビュー記事を書いたので、今から購入を考えている方はそちらを参考にして下さい。

今回は発売前ながらもASTROの「A40 TR + MixAmp Pro TR(2019年新型)」をロジクール様から提供して頂いたのでレビューを書いていきます。ちなみにこのモデルは海外では数か月前から発売されており、日本でもやっと6月27日発売されることが決定しています。私自身、海外のレビューを以前から読んでいましたが絶賛されているレビューが多く、個人的にとても気になっていました。なので日本での発売を待ち望んでいましたが、今回ロジクールから国内正規品の発売が決定したのでとても良かったです。 少しこの製品について書くと、今...

 

今回はFPSプレイヤーの定番とされているヘッドホンアンプ「MixAmp Pro TR for PS4」を実際に使用したレビューを書いていきます。

ちなみに今回は何処かから提供された物ではなく、自分で購入したものです。

このヘッドホンアンプを使う事でヘッドセットの音質を向上させたり、サラウンドやイコライザー機能を使う事が出来ます。

実際使ってみて思ったのは音の明瞭さが大きく変わり、音だけで多くの事を判断出来るようになりました。

その他便利な機能もあるので、この記事ではそんなヘッドホンアンプの特徴や実際に使ってみて思ったことを書いています。

ちなみに使用期間は約2年間です。

良ければ参考にして下さい!

特徴!

外観

横側

若干斜めになっている事で操作性が良くなっています。

下側

下にはヘッドセット端子とAUX端子、そして両端には「デイジーチェーン」と呼ばれる端子があります。

このデイジーチェーンは複数のMixAmp Pro TRを数珠繋ぎしてローカル状態でボイスチャットを行うという物です。

なので一般的な用途で使う事はないので気にしなくて大丈夫です。

上側

上側には「ゲーム機に繋ぐための光デジタル端子」、「PS4へマイク出力する為もしくはPCへ繋ぐためのUSB端子」、そして「ストリーム端子」が付いています。

ストリーム端子は実況者向けの機能で、この端子からPCへ繋ぐことによって、

ゲーム音、チャット音声、マイク音声、AUX音声

全てをPCに送る事が出来ます。

この音声をPC上で録音する事によって簡単にあらゆる音声を抜き出す事が可能です。

また専用のソフトウェアを使う事でそれぞれの音量バランスを調節する事が出来ます。

・ソフトウェアの画面

正面

操作するためのボタンやノブは全て正面に付いています。

電源を付けるとボタン部分が光ります。

また「ゲームモード」と「PCモード」の二種類があり、PC側で細かく設定する時などは「PCモード」を使用します。

モード変更の方法は電源ボタン長押し

そしてゲームモードでは全て赤色ですが、PCモードでは電源ボタンの周りが白く光ります。

また中央の大きなノブは全体の音量で、アンプに入力された音量全ての上げ下げを担当してます。

・下ノブ

下のノブではゲーム音声とその他の音声のバランスを取る物です。

ちなみに割り当てはゲームモードでは光デジタル端子が「GAME側」、その他の音声が「VOICE側」です。

PCモード且つ、光デジタル端子から出力されていない場合はUSB端子が「GAME側」、その他の音声が「VOICE側」になります。

大きさについて!

上画像は自分が普段使用しているゲーミングマウス「G703」との比較です。

個人的に思っていたより意外と大きかったです。

ちなみに厳密な大きさについては

縦12.5cm x 横8cm

位になっています。

使用感!

どんなヘッドセットでも高音質化に出来る!

このアンプには3.5mm端子(イヤホン端子)のヘッドセットであれば何でも接続できます。

3.5mm端子のヘッドセットは高額な物もありますが、2,000円~3,000円の低価格なヘッドセットがとても多いです。

そのような低価格なヘッドセットでもこのアンプに繋ぐだけで、音質と定位感を全く別次元のレベルに引き上げる事が出来ます。

試しに、「SOULBEAT LB-903」と言う低価格なヘッドセットを使用してみましたが、音の鮮明さが明らかに変化してあらゆる音が聴きとりやすくなりました。

なので低価格なヘッドセットしか持っていないという方でもMixAmp Pro TRはとてもおすすめ出来ます。

 

しかし、このアンプの性能を最大限使うなら高性能なヘッドセットと組み合わせるのが良いです。

私自身、現在はゼンハイザーの新型モデル「GSP 600」をメインに使っています。

このヘッドセットは高額なだけあってアンプを通さなくても十分高音質ですが、アンプを通した場合の音は別次元の音です。

また高音質化するだけでなく、イコライザー調整やバーチャルサラウンドも追加してくれるのでより便利で使い易くなります。

ちなみにこのアンプと組み合わせで定番とされているヘッドセットは以下のようなものがあります。

イコライザー設定が5バンドで細かく調節出来る!

上画像がPC上でのイコライザー設定画面となります。

イコライザーのプリセットはPC上にいくつでも作る事が出来、アンプ側にも4つまで保存しておくことが可能です。

この4つはPCを使わずにアンプ側の操作で切り替える事が出来ます。

 

またイコライザーの詳細設定画面として以下のようなものがあります。

・イコライザーの詳細設定画面

この画面から音の帯域を「80Hz~15000Hz」から5つ選択して調節する事が可能です。

ちなみに帯域幅(影響を与える音域幅)も変更出来ます。

これによって細部まで調節が可能です。

ただし人によっては

「設定が細かすぎて難しそう」

と思うかもしれませんが、元からあるプリセットだけでも十分聴き取り易いので心配いりません。

他の人が作成したイコライザープリセットを取り入れられる!

上で挙げた様に自分で細かくイコライザ調節する事も出来ますが、astroの公式サイトでは他の方が作成したプリセットが公開されています。

・ASTRO公式サイト

またこれ以外でも「ASTRO イコライザー おすすめ」等と検索を掛ければ多くのプリセット例が確認できます。

特におすすめなのは「Beastmode」と呼ばれるもので、これは「Call of Dutyシリーズ」に最適化された設定です。

しかしこの設定はその他のFPSタイトルでも使い易い設定となっているので、多くのFPSプレイヤーに使い易くなっています。

その他にもastroの公式サイトには他のFPSタイトルに最適化された物や万能に使い易くした物も確認できます。

実際に購入して突き詰めたいと考えている方は色々試してみると良いかもしれません。

FPSから音楽鑑賞まで幅広く使い易い!

上記の様にイコライザー機能がとても充実しているので、FPSだけでなく音楽鑑賞にも使い易いです。

と言うのも、本来ゲーミング向けの音響デバイスは足音を等を聴き取りやすい様に極端なセッティングがされていて、音楽鑑賞に向きません。

しかしこのアンプの場合はFPS用のイコライザー設定と音楽鑑賞用のイコライザー設定を分けて設定する事が出来ます。

それだけでなくそれらの設定をアンプ側の操作で瞬時に切り替える事が出来るのでとても使い易いです。

どのヘッドセットでもバーチャル5.1chサラウンドが可能!

どんなに低価格なヘッドセットでもこのアンプに接続すればバーチャルサラウンドが利用できます。

バーチャルサラウンドの性能は製品によって品質に差がありますが、このアンプのサラウンド機能はハイレベルです。

その為、音がした方向がしっかり掴みやすく、壁や天井越しにいる敵の位置が把握出来て裏取りされることも防げます。

ただしサラウンド機能はゲームタイトルや個人差によって逆に聴き取りにくくなってしまう場合があるので気を付けて下さい。

個人的には「CODシリーズ」「レインボーシックスシージ」「フォートナイト」で使用した限りではサラウンドを使用した方が聴き取り易かったです。

ゲーム機とPC両方で使用可能!

この製品はゲーム機には光端子接続PCにはUSB接続をして使用する事が出来ます。

またどちらの機材でも性能を落とすことなく使用可能です。

勿論バーチャルサラウンドも使えます。

同時に複数の機材の音声を流せる!

MixAmp Pro TRには主に3つ音声を取り込む端子があります。

・光デジタル

・USB

・AUX

これら三つの音声を同時に流して使用する事が可能です。

なので例えば

・光デジタルに繋いだゲーム機からゲーム音声

・USB接続したPCからはスカイプの音声

・AUX接続したスマホや音楽プレーヤーから音楽を再生

と言った使い方も出来ます。

同時に複数の音声を流したいと思っている方にピッタリです。

操作性が良い!

PCを使わずにMixAmp Pro TR単体だけで操作を行う事が出来るのでとても便利です。

例えば以下のような操作が出来ます。

・イコライザープリセットの変更(最大プリセット数は4つ)

・サラウンド機能のオンオフ

・電源のオンオフ

・音量調整

・ゲーム音声とその他機材からの音声のバランス

・PCモード、ゲーム機モードの切り替え

これらの項目をアンプに付いているボタンやノブを回すだけで操作出来ます。

ただしイコライザーの細かい設定やプリセット作り、マイクレベルやサイドトーンの調節についてはPCが無いと設定できません。

注意点!

AUXケーブルが付属されていない!

1つ注意点として、AUX端子とストリームポートに接続するAUXケーブルが付属されていません。

その為、これら二つの端子に機材を接続して使いたいという方は別で用意しておくのが良いです。

まとめ!

・3.5mm端子ヘッドセットであれば低価格な物でも高音質化できる!

・イコライザー設定が細かく調節出来る!

FPSから音楽鑑賞まで幅広く使い易い!

バーチャルサラウンドのクオリティが高い!

ゲーム機だけでなくPCでも変わらず使用可能!

・同時に複数の機材の音声を流せる!

・アンプだけで操作できる項目が多くて便利!

 

この様に「MixAmp Pro TR」はFPSに特化しているだけでなくあらゆる用途に向いています。

特に違う機材で音楽を流しながらゲームが出来る点が便利に感じています。

またこのアンプを使うかどうかで音響環境が大きく変わるので、FPSプレイヤーにとてもおすすめです。

特にコントローラーに3.5mmヘッドセットを直差ししている人ほど違いが大きく体感出来ると思います。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

 

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(右)
10.1 mm(左)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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